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FF14が参考にしてるWoWの開発元ブリザードは大丈夫なのか

FF14で遊んでいるとたびたび話題に上がるのがWorld of Warcraftとその開発と運営元のブリザード。

吉田Pもリスペクトしてやまないタイトルとゲーム会社ですね

そんなブリザードにセクハラ問題がぶち上がったことは知る人なら知っていることだと思います。

訴訟問題が理由かどうかはわかりませんが、歯車が狂ったのかブリザードがリリースしているゲームであちこち不満の声が聞かれるようになったので、簡単に情報収集してみました。

目次

セクハラ訴訟問題の現在

その前に簡単にセクハラ訴訟問題の現在をおさらいです。

10月19日までで、従業員20人以上が退社

その中には、CEOのJ・アレン・ブラック(J. Allen Brack)の退社や、人事部門トップのジェシー・メスチャック(Jesse Meschuk)辞職など、数々の幹部職の人がブリザードを離れています。

そしてブリザードは大手法律事務所と契約。ある程度争うつもりだとは思います。

「コール・オブ・デューティ」シリーズや「オーバーウォッチ」シリーズなどの開発会社として知られるActivision Blizzardでは、セクシャル・ハラスメントや差別の問題が浮上しており、従業員から抗議の声が挙がっています。従業員側は労働組合を結成してストライキも辞さない構えを見せていますが、企業側が「労働組合つぶし」で数々の戦績を重ねてきた法律事務所・WilmerHaleを雇用したと報じられています。

セクハラと性差別問題で揺れるActivision Blizzardが「労働組合つぶし」に定評のある大手法律事務所と契約

以前書いたことですが、アメリカでは社会的影響の大きさや加害者の資産で賠償額が決まります。

例をあげるとトヨタの社長が社長秘書の女性に性交渉を迫ったなどのセクハラ問題ではなんと賠償額212億円

ブリザードはトヨタほどの資産がないため賠償額は不明ですが、やっていることが事実なら酷さはトヨタの比ではないためどれぐらいの賠償額になるのか想像もつかないところです。

ブリザード全体で前年度同Qアクティブユーザー4.6%減

ブリザード全体で、1年前と比べてアクティブユーザーが4.6%減少。

これは去年はコロナ禍の巣ごもり需要があったためですが、セクハラ問題の影響も少なくないとされています。

ブリズコン中止

ブリズコン

ブリザードが年1回行う楽しげなイベント、それがBlizzCon(ブリズコン)。

新情報の発表やイベントを行うブリザードファンの誰もが行きたいファンイベントですが、2021年2月はコロナ禍ということでBlizzConlineというオンライン開催をしていました。

そんな次回の2022年のブリズコンは、オンラインも含めて開催中止となったようです。

特に理由は発表されていませんが、このまま開催してもセクハラ問題により会場前でデモが行われるのは当然のため、安全性などを含めて中止という決定かもしれません。

オーバーウォッチ(Overwatch)

eSportsの公式スポンサーからTモバイル、ケロッグ、State Farmなどのスポンサーが撤退しています。

日本でいうところのau、フルグラ、明治安田生命保険みたいな感じ……だと思います

プレイアブルキャラクターのジェシー・マクリーがセクハラ社員の名前から取っていたため、コール・キャスディに改名

World of WarcraftのNPCもブリザードの社員から取られていた名前があるため、そちらも修正されているのだとか。

オーバーウォッチ2に関しては開発責任者のChacko Sonny氏が退社。ただし氏はセクハラ問題とは関係がないようです。そして退社はあったもののスケジュールは順調のようです。

World of Warcraft

幹部級の相次ぐ退職によるせいかはわかりませんが、パッチリリースがこれまでの拡張と比べて大幅に遅れています。

バニラを除いた拡張版のパッチリリースに関して、これまで180日程度でメジャーパッチが出ていたものが、最新のshadowlandsでは250日ほどの予定になっています。

パッチ9.1.5が11月2日予定で、マイナーパッチにもかかわらず9.1から150日ほど経過していることになります。

ただいつもより大きいパッチで、x.3がなく9.2で拡張最後のパッチになるのではなんて言われてたりもします

2021年3月、複数の国で月額の課金額を値上げを行っています。特にアルゼンチンではいきなり5倍の価格に!

このあたりは通貨との兼ね合いがあるので難しい問題ではありますが、アルゼンチンの場合は安すぎてBotの温床になっていたという事実があるようです。

もちろん値上げはセクハラ問題が発覚する前のことですが、当然ながらブリザードに懐疑的な人は問題が発覚するから集金しようとしてたんじゃ……なんていわれてたりします。

Warcraft3:Reforged

Warcraft3といえばゲーム史に残る不朽の名作であることは間違いないゲームでしょう。

RTSとして最高のゲームの1つとされるほか、MOD文化がさかんでその1つにDotaがあります。

League of LegendsやDota2、ポケモンユナイトといったMOBAの源流となったMODですね。

他にもタワーディフェンスゲームがこのWarcraft3のMOD発祥とされています。

そんなWarcraft3のリマスターがWarcraft3:Reforged。

2018年のブリズコンで発表があり、その時と比べて

  • リリース時になぜか劣化していたグラフィック
  • 遊べないマルチプレイ
  • バグだらけでクラッシュが多発

など、ゲームとしてまともに遊べないゴミとよばれ、フォーラムやRedditは荒れに荒れてレビューもずたぼろの低スコアでした。

ついでにリマスター版なのにフルプライスに匹敵する価格(4000円~5000円)であることもあり、セクハラ訴訟問題発覚前に発売したゲームですが今となっては問題発覚後のことを考えた資金回収していたのでは……なんて言われることも。

ディアブロ II リザレクテッド

ディアブロ IIといえばゲーム史に残る不朽の名作であることは間違いないゲームでしょう。

同じような言葉をさっきも聞いたかもしれません。要するにブリザードはすごいゲームメーカーであることに間違いないということです。

おそらく今までやったゲームの中で最高のゲームは?と言われてディアブロIIを挙げる人も大量にいると思われます。

ハクスラのすべてが詰まっていて、いろんなクローンが生み出されたゲームともいえます。

ディアブロIIIはカジュアル過ぎてGrim Dawnの方が好きなんて人も多いですが、私はディアブロIIIけっこう好きです。

そんな歴史に残るゲームのリマスター版がディアブロ II リザレクテッド。

面白くないわけがない……はずですが、リリースしてからサーバークラッシュ、巻き戻りまで起こる自体になっています

理由としてはプレイヤーの増加のほか、レガシーなコードをあえて残していてシングルトンになっていたからダメだったとありました。

シングルトンは私の記憶が正しければグローバル変数みたいなもん……でいいはず。ダメだったら教えて下さい。

Warcraft3のリマスターで既にやらかしていることもあり、この説明が真実ではないと受け取る人もいます。幹部級が退職してアンタッチャブルなコードがあるのではという見方をする人もいる感じです。

どちらにしろリマスター版なのに質の低いゲームを2回続けてリリースしたブリザードの信用が低下したのはいうまでもありません。

ハースストーン

ハースストーンは2021年10月現在、ブリザードで一番炎上しているゲームだと思います。

ハースストーンといえばデジタルカードゲームの元祖ともいえる存在で、サ終してしまったドラクエライバルズなどの源流とされるゲームです。

現在のハースストーンはカードゲームをする王道のハースストーン、2020年に流行ったオートチェスのクローン「バトルグラウンド」をはじめとした、WoWのキャラクターを使った軽いゲームの集合体として活用されています。

バトルグラウンドは人気な気がします。個人的にはオートチェス系で最高の出来だと思っています

そしてこれは別に良いことでも悪いことでもありませんが、ブリザードは収益の内訳を公開していません。アクティビジョン・ブリザード全体の利益の25%ほどをブリザードが出している……ということぐらいしか公開していません。

実はハースストーンのプレイヤーの中にはこのゲームどこで収益を上げているのか……という疑問を持つ人が少なくありません。というのも

  • カードゲームとしてのハースストーンは、ゲーム内報酬の見直しなどにより、ほぼ無課金でTier1デッキを握り続けられる
  • バトルグラウンドは無料で遊べるか、もしくはバトルパスを購入するだけでそれ以外に購入するものはありません。

と、日本ではわりとやりたい放題のガチャも世界では結構厳しいものが多いため、ハースストーンのガチャ(パック開封)はめちゃくちゃ良心的です。

一番レアであるレジェンドが天井40パック。そして同レアリティ内で全部集まるまでダブりが発生しないという仕様になっています。

要するにコモンなどのカードは20,30パックほど開封するだけで全種類集まります。

ダブらない仕様最高ですね

これらの要素によりプレイヤーはハースストーンって儲かってるのかな?なんて疑問を抱く人がいるぐらいには優しいゲームだったわけです。

だったというのは、そんな良心の塊だったハースストーンを徹底的に集金ツールとして利用してやろうという目論見が見えるゲームモードがリリースされ、プレイヤーの中で不満続出中の案件だからです。

そのゲームがマーセナリーズで、10月13日にリリースされたハースストーン内の1ゲームです。

ポケモンのトリプルバトルを単純化したゲームと思って貰えればOKで、パーティの調達と育成が必要なゲームです。

調達と育成どちらも無課金でやろうとするとかなり時間がかかるソシャゲのようなゲーム制で、育成に関しては課金しても時間がかかるため、プレイヤー間で効率的な育成方法が模索されていました。

その中で生まれたのが高難易度1-2周回で、高レベルの場所を周回するより低レベルな場所を周回する方が効率が良いというものでした。それが発見されてからの流れがだいたい以下の感じです。

  1. ブリザードはこの周回をサイレント修正。低レベル周回の旨味を減らす
  2. 高難易度1-2周回の報酬(仕事)の出現率が明らかに落ちていると話題になる
  3. ブリザードはユーザーに低レベルのコンテンツの周回が不要だと感じてもらうために変更したと認める
  4. 中国でパーティの種類を統一し、パーティの有利不利をハッキリさせて、不利側がコンシードすることで全体の利益を図る方法が流行る(わりとウィントレード的な感じ)
  5. ブリザードはまたも修正。相手のパーティの3体までを倒さないと報酬が入らないように修正

この間にパーティのメンバーを場に出しにくい問題や、クエストが達成できないバグなど、他のバグをすべて放置してプレイヤーに稼ぎにくくする事だけを迅速に対応しているために不満が続出。

STEP
STEP

さらにこの間にレジェンドキャラクターやレジェンドキャラクターを作成できるコインを直接販売、その価格がどう考えても高かったため、集金に必死すぎてどうなっているんだと困惑するプレイヤーも続出。

だいぶ端折りましたがだいたいこんな感じでハースストーンは今ホットな感じです。簡悔を地で行く底辺ソシャゲみたいな対応をブリザードがやっていることに驚を隠せない感じです。

そういえば簡悔はもとはFF11用語でしたね。ソシャゲ用語っぽいけど違うという……。どうしたんだブリザード

おわりに

そんなわけで私が知っている限りの最近のブリザード事情でした。

間違っているとかほかにこういう情報もあるよとかあったら興味津々なのでぜひ教えて下さい。

FF14の将来を考える上で重要なWorld of Warcraftおよびブリザードがめちゃくちゃになっていることは非常に残念ですが、セクハラ問題の内容は到底許される内容ではありません。

しっかりと膿を出し切ってこっちの任天堂のような企業といわれる健全な企業として再建して欲しいとこです。

一度ぐらいはBlizzConに参加したいですしね。

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