先日のブリザードがセクハラ問題で訴えられている件、もう少し調べてみます。
セクハラ問題で 訴えられている件はyahooニュースにもなりました。こちらの情報によるとActivision Blizzard社の幹部は「歪曲されている」、つまり事実無根として訴えの内容を認めていません。
これはまぁアメリカでは謝罪はともかく、過失や責任を認めると裁判で使われてしまうのでその対応の可能性もあります。
しかしながらESG投資が重視される昨今で、女性への人権問題がぶちあがった企業が許されるかというとそういうわけではありません。
アメリカのセクハラ問題での賠償額はヤバい。過去に北米トヨタが212億円
7月27日に89.94USDだった株価は次の日81.56USDまで値を下げる自体に。
アメリカではセクハラ問題への賠償額は社会的制裁の側面があり、非常に大きな額になります。
北米トヨタではセクハラ問題で212億円の賠償額を記録。しかもこの件は女性の体などを触ったいわゆる普通のセクハラ(というと言い方悪いかもしれない)なので、社会的制裁の面がいかに大きいかがわかると思います。
ブリザードの一件は女性従業員のヌード写真の公開から自殺までいってるので、トヨタの件とは全く異なるセクハラ問題を越えた何かなので事実ならば4桁億円の賠償額を記録するという考えもあるようです。
仮に1000億円などの賠償額を請求されようものなら、ブリザード社の年間利益が約2500億円なので本当に屋台骨がぐらつくぐらいのダメージを負うことになりそうです。
WoWはともかく、オーバーウォッチ部門やハースストーン部門が売られる……といった事態になったりして……
先日も書きましたが、これを受けてハースストーンでは一旦新拡張の発表延期(再開されたようです)しました。そしてWoWでも声明が出されました。
要約すると内容は2つ。
性差別、人種差別などを許さず、すべての人が同じ方向に向いて前進し、信頼を取り戻したいといった内容です。アイムソーリー法があるとはいえ謝っていないところはアメリカ的なイメージありますね。
もう1つの内容ですが、WoWにはゲーム内にクリエイターの名前が付いたNPCがいるようで、これが削除されているようです。
クリエイターの名前を冠したNPCを削除して何になるのか、ゲーム内の人を何とかするだけで現実に何かしているのか、メッセージとして正しいのかといった点はありますが、何かアクションを起こすことに意味があると見ている人も多いようです。
WoWユーザーも抗議活動中
Idyllia Steps of Oribosで座り込みをして抗議をしているようです。 Idyllia Steps of Oribosは最新拡張パッチShadowlandsの都市で、いわゆるクリスタリウムです。
ただ、結局ブリザードに課金して座り込んでいるのは抗議ではないという人も。
本当に抗議するならWoWをアンインストールしてFF14をプレイすべきという意見なども。
やっぱWoWがやらかしてるせいでFF14のユーザー増えてるんじゃ……
FF14をプレイするためにはWoWをアンインストールしないといけない。(なんで?w)
ブリザードに有効な抗議はWoWをアンインストールしてFF14をプレイすることだ。
などといった意見は多く、FF14の配信でWoWをアンインストールする人もいたようです。
FF14の発展にかかせないWoW
吉田Pも言うように、FF14の成功はWoWありきのものです。
MMOながらインスタンスを用意してMO風にしたり、マーカーを追っていくだけで進んでいくクエスト、GCDが重要な戦闘など、システムの根幹まで似て作られています。
先日発表したFF14のデノミも、WoWではレベルスキッシュという形で前の拡張で行われていたことだったりします。
WoWで成功したシステムを取り入れて成長してきた面があるので、ここから先FF14は独自の道を歩むのか、WoWとブリザードがこの件を乗り越えて再びMMORPGの覇権となってFF14を導いてくれるのか、わからないところです。
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